せっかく同点に追いつきながら、頼みのサファテが勝ち越し点を与え、9回裏のマウンドは巨人の守護神山口。そしてあっという間にツーアウト。誰もが負けを覚悟したことと思います。しかし打席には石井琢朗…今季初打席。粘る粘る、カウントもいつしかフルカウントに…解説の達川氏も言ってましたが、「選んだというよりもぎ取った」四球で出塁。塁に出れば、俊足赤松が残ってます。代走赤松は余裕で二盗。今度は流れがこっちに来ます。梵のタイムリーで同点。これは本当に勝ちに等しい引き分けですよ。カープが目指す野球での同点劇。これを見たかったんです。それにしても石井琢朗さん40歳。素晴らしいですね。あの場面で、自分がしなければならないこと(出塁すること)をきっちりこなす。まさに野球人の見本です。これまた達川氏も言ってましたが、カープ内野陣の守備が上手になったのは石井琢朗の加入からだそうです。生きたお手本。カープの若手野手には前田、石井と二人もいるんですよ。絶対に生かさなきゃ!(投手陣には豊田が!)最後になりますが、同点の時の野村監督。興奮してましたね。あんな表情、去年はなかった。あれでいいんですよ。若い監督は。感情をもっと表に出していいんです。その方が選手も盛り上がるし、チームも乗っていけるはず。今日はトレーシーにも初安打が出るし、栗原も「らしい」当たりのタイムリーが出るし、で明日が非常に楽しみになってきました。サファテ?大丈夫!力んでるだけですよ。慣れてくれば大丈夫です。
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